その90%が,産まれて間もない子猫です。
私は、個人的にペットショップでの生体販売に反対しています。
猫を飼っている人には、ペットショップで猫を購入した方も多いと思いますし、もしかしたら私はその人たちに嫌われてしまうかもしれません。
それでも、私はその人たちに嫌われてしまっても自分の意見を書こうと思います。
まだ、離乳食も終わらないような子供を、ショーケースの中に入れて商品として扱っています。
母親から愛情も満足に与えられず、本当なら兄妹達と過ごして覚えていく社交性の身に付きません。
そして、売れ残った商品はどうなるかも分かりません。
買う人が居るから売る側が商品を仕入れるのは、法律で禁止されていない今仕方が無いんです。
もしも買う人が居なければ、売る側も商売がなりたたなくなるので自然に減っていきます。
「じゃあ今ペットショップにいる子たちの命は見捨てられてもいいの?」と思われるかもしれません。
多くのペットショップは「売れ残っても殺処分などはいたしません」と言います。
もしその言葉通りなら、売れ残ってもどこかにもらわれていくはずです。
売れ残りを殺処分するようなお店に、お金を払っては、次の不幸な子が増えます。
どこかで断たなければならない。 私はそう思います。
だから私は生体販売をしているお店には近づきません。可愛い子たちの助けを求めるような目を見たくないですし、その子達を飼えるわけでもないのに、その子達の将来を心配してお店を出るのも怖いからです。ぐっと我慢して去らないといけなくなるのが分かってるから…。
猫の品種それぞれには確かに魅力があります。美しい毛柄、優美な長毛、歴史。もし血統書付きの猫さんをお望みでしたら、ブリーダーさんから直接購入してはいかがでしょうか?
ちゃんとしたブリーダーさんなら、その品種でかかりやすい病気や性格のタイプなど、オーナーさんにあった猫を選んでくれたりアドバイスもしてくれます。
今、「売れ筋」の品種の猫たちは無理な繁殖を繰り返され、若くして先天性の病気を発症したり、「繁殖用」として飼われている猫たちが出産時に死んでしまったりするのが当然のようになっています。
チワワなど、一時期大人気の犬種でしたが、体が小さ過ぎるのでもともと沢山子供が産める犬ではないのに、次から次へと妊娠と出産を繰り返し、短命に死んでいく子が沢山いました。
猫でも、現在は手足の短いマンチカンや耳の折れたスコティッシュフォールドが人気ですが、手足が極端に短い無理な骨格が災いして背骨に負担がかかってヘルニアになる子も少なくありません。需要に応えるために近親交配が進んで障害児も多く産まれて、売り物にならないからと殺されていくんです。
人間の好みに姿を変えすぎた品種は、生物として無理が出て来てしまうんです。
難しい種類を育てるのはブリーダーが知識をしっかり持って相当に慎重にならなければ行けないはずなのに、見た目の可愛さからむやみに「量産」されて「廃棄」されています。
このままでいいんしょうか。
ネットでも猫の里親募集を探すのは簡単になっています。
地域の譲渡会も毎週のように開催されています。
猫をこれから飼おうと思われる方は、ぜひ、ペットショップの生体販売以外で猫と出会う道を探してください。
猫充からのお願いです。
下は「当ブログはリンクフリーです」と、貴重なボランティア活動の内容を公開してくださっている「純情仔猫物語」様のブログ記事です。
生々しい写真もありますので、リンクを押される方はご了承ください。
純情仔猫物語、ブリーダーのカテゴリー日記へ
・儲からなくなったブリーダーさんが飼育放棄。
・関東のセンターには純血種の犬が多い(ペットショップで買われ、飼育放棄される)
・スコティッシュフォールドは奇形が元となっている種類なので奇形児が誕生しやすい。しかも遺伝病「遺伝性骨形成異常症」を持つ子が多い。多くは仔猫から発症するが大人になってから骨が歪む子もいる。
知識の無い純血種同士の交配は、生まれながらに苦しみを背負う子を増やしてしまいます。
産まれて来る猫にはなんの罪も無いです。人間の欲が悪魔になるんです。
そして、ガス室のボタンを押さなければならない、心が悪魔では無い人間を産むんです。
罪も無く産まれただけで殺される猫たちの、猫が可哀想と心で泣きながらガス室のボタンを押す人の、私たち一人ひとりのちょっとの我慢のパスを繋いで、悪夢を終わらせましょう。
みんなの行動で、殺処分の無い日本になりますように。
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